移動式PCR検査サービスを4月1日から提供開始
~機動的な検査により、国や自治体が進める新型コロナウイルス感染症の検査体制確保への貢献を目指す~
2022年3月23日
SB新型コロナウイルス検査センター株式会社
ソフトバンクグループ株式会社の子会社であるSB新型コロナウイルス検査センター株式会社 (以下「SB新型コロナウイルス検査センター」)は、自社で開発した「移動式PCR検査車」による移動式PCR検査サービスを、自治体や法人を対象に2022年4月1日から提供開始します。サービス提供に先立ち、本日から申し込みの受付を開始します。
SB新型コロナウイルス検査センターが開発した移動式PCR検査車
移動式PCR検査サービスを利用するには、1回当たり2,000円(税抜き)の検査料に加え、派遣先に応じた交通費や車両燃料費、スタッフ宿泊費などの実費がかかります。まず、関東1都6県(東京都、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県)においてサービスを提供し、今後エリアを順次拡大します。
移動式PCR検査車の検査室には、PCR検査機器や安全キャビネット、コンタミネーション(異物混入)を防ぐ換気装置などが完備されており、従来の検査施設と同じ検査精度を担保できるよう設計されています。検査室には、検査スタッフ2人が常駐し、唾液検体の管理、試薬を使った前処理やPCR検査を行います。車両1台につき、1日最大376件の検査が可能で、検体受付から最短2時間半で検査結果が通知※1されます。
想定される移動式PCR検査車の活用事例
- 検査施設から距離があり、検査体制が脆弱な山間部や過疎地などに移動式PCR検査車を派遣し、検査を提供
- 離島への貨客船などの出港地に移動式PCR検査車を派遣し、乗船前の旅客にその場でPCR検査を提供することで離島の水際対策を促進
- ワクチン未接種の児童を対象に一斉検査を行う小学校に移動式PCR検査車を派遣し、教育現場における感染リスクを低減
- イベント会場や観光地など、不特定多数の人が集まる場所に移動式PCR検査車を派遣して突発的な検査依頼に対応
このたびの移動式PCR検査サービス提供開始は、厚生労働省が、新型コロナウイルス感染症に係る検査体制を迅速に確保する必要がある場合に限り、すでに登録を受けた衛生検査所が車両で移動して行う検査を特例として認可したこと※2を受けたものです。
SB新型コロナウイルス検査センターでは、移動式PCR検査車を使った移動式PCR検査サービスを展開することで、検査施設という場所の制約にとらわれず、精度が高いPCR検査を機動的かつ迅速に提供し、国や自治体が進める新型コロナウイルス感染症の検査体制確保に貢献することを目指します。また、既存の唾液PCR検査専用施設を組み合わせることで、感染状況により変動する検査需要に柔軟に対応できる検査体制を構築し、「ウィズコロナ時代」におけるスクリーニング検査を活用した新型コロナウイルス感染症の拡大防止、地域経済活性化をはじめとする経済活動の早期正常化に貢献することを目指します。
- ※1 オプションとして、ソフトバンク株式会社のグループ会社であるヘルスケアテクノロジーズ株式会社が提供するヘルスケアアプリ「HELPO(へルポ)」を使い、受検者の予約受付や本人への検査結果が通知可能です。通常は、指定いただいたメールアドレスに受検者全員分の検査結果を一括で通知します。
- ※2 厚生労働省「新型コロナウイルス感染症に係る検査を車両により移動して行う衛生検査所の取扱いについて」
SB新型コロナウイルス検査センターについて
SB新型コロナウイルス検査センター株式会社は、ソフトバンクグループ株式会社の100%子会社です。新型コロナウイルスの唾液PCR検査を行う専用施設を設け、1回当たり2,000円(税抜き、配送・梱包費などを除く)の実費負担だけで唾液PCR検査を提供しています。1日に約2万1千件の検査が可能で、2022年2月までに約420万件の検査を行ってきました。現時点で東京都が公募した「福祉施設における検査の実施に係る協力事業者」に選定されている他、北九州市や福岡市、千葉県松戸市、千葉県市川市、札幌市、熊本市、福岡県久留米市、北海道石狩市、北海道北見市、京都府、群馬県、福岡県飯塚市、福岡県八女市、滋賀県、三重県などの自治体に、唾液PCR検査を提供しています。また、法人の検査提供先には、福岡ソフトバンクホークスやB.LEAGUE、ソフトバンクのグループ企業などがあります。2021年2月には、個人向け唾液PCR検査サービス「HELPO PCR検査パッケージ」の提供を、ヘルスケアテクノロジーズ株式会社と共同で開始しました。
また、ソフトバンクグループが2021年6月に開始したワクチン接種の会場運営に携わり、ワクチン接種を推進してきました。2022年2月以降は、東京都が設置する大規模接種会場の利用料を負担するなど、政府や自治体が推進するワクチン3回目接種の早期実施に協力しています。
SB新型コロナウイルス検査センター株式会社は、事業を通して仮に利益が出た場合は医療機関などへ寄付などをしていきます。
この掲載内容(文章、画像および映像等)は、SB新型コロナウイルス検査センター株式会社または第三者の著作権その他の権利によって保護されています。この掲載内容の全部または一部について、SB新型コロナウイルス検査センター株式会社の事前の許諾なく無断で複製・転載・印刷・送信・配布・放送・翻訳等をすることを固く禁じます。